ホット・ツナ来日
1969年にジェファーソン・エアプレインを脱退し、ブルース・デュオ「ホット・ツナ」として独立したジャック・キャサディー(70才、ベース)とヨーマ・コーコネン(74才、ギターと歌)が来日した。
4月25日の渋谷Quattroでのライブは、19時半から始まり、途中休憩を挟んで22時過ぎまで3時間近い演奏を繰り広げた。70才を超えて尚恐るべき体力である。
こちらの動画ではマンドリンが加わっているが、今回は完全に二人だけのアコースティック・ライブ。
聴きながらリズムに乗ろうとするのだが何かがおかしい。テンポが揺れるのである。ジャックのベースに集中してもだめ。ベースが走っているわけでも、もたっているわけでもない。ギターのルートを追いかけても同じだった。
ライブが半分以上経過してからようやく気が付いた。流れを支配しているのはヨーマの歌だったのだ。
通常、バンドのリズムは、
という構図だと思うのだが、ホット・ツナの場合は、
という構造になっていると思われる。
もう45年もいっしょにやってるから阿吽の呼吸でできるんだろう。
恐るべき爺さん達。
管理人K (久保田直己)
4月25日の渋谷Quattroでのライブは、19時半から始まり、途中休憩を挟んで22時過ぎまで3時間近い演奏を繰り広げた。70才を超えて尚恐るべき体力である。
こちらの動画ではマンドリンが加わっているが、今回は完全に二人だけのアコースティック・ライブ。
聴きながらリズムに乗ろうとするのだが何かがおかしい。テンポが揺れるのである。ジャックのベースに集中してもだめ。ベースが走っているわけでも、もたっているわけでもない。ギターのルートを追いかけても同じだった。
ライブが半分以上経過してからようやく気が付いた。流れを支配しているのはヨーマの歌だったのだ。
通常、バンドのリズムは、
ベースがドラムに合わせる、もしくはドラムがベースに合わせる ⇒ 他の楽器が乗る ⇒ 歌が乗る
という構図だと思うのだが、ホット・ツナの場合は、
変幻自在なヨーマの歌 ⇒ ヨーマの歌にヨーマが自分でギターを合わせる ⇒ ジャックがヨーマのギターを追う
という構造になっていると思われる。
もう45年もいっしょにやってるから阿吽の呼吸でできるんだろう。
恐るべき爺さん達。
管理人K (久保田直己)
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