不滅のヘヴィ・メタル

英ガーディアン紙が、なぜヘヴィ・メタルの人気が衰えないのか、分析を行った。


世界的に音楽市場が縮小する中、Official Charts Companyの調べでは、英国のアルバム市場におけるヘヴィ・メタルのシェアは、2004年から2013年まで約7%と殆ど変化がない。
また米国でもニールセン・サウンドスキャンの推定では、全アルバム売上のうち10.2%をハード・ロックが占めるという。
さらに先週末に開催されたメタル・フェス "Download"には9万人ものメタル・ファンが集結した。

ビュレット・フォー・マイ・ヴァレンタインなどのマネジメントを手掛けるクレイグ・ジェニングス氏によると、「商品も捌けているけど、ライブはもっといい。若手のバンドでもウェンブレー・アリーナのチケットがあっという間に9,000枚も売れた。」とのことだ。
またネヴァースでの "Sonisphere Festival"を主催するスチュワート・ガリブレイス氏は「メタル・ファンは他のジャンルよりもコミュニティ意識が強いからな。音楽は生活の一部なんだよ。」と話す。

ミュージシャン側はもう少しシンプルに考えており、"Download"で金曜のヘッドライナーだったアヴェンジド・セブンフォールドのM シャドウズは「たぶんメタル・バンドは実際に楽器を演奏してるし、自分自身のリアルなことを歌ってるからじゃないか。」と観ている。
ビュレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのヴォーカル、マット・タックも「ミュージシャンや曲を書く連中が自分たちでやってることだからだろ。ラジオや雑誌が何て言おうが関係ない。リアルに起こっていることを歌っているメタル・バンドがいっぱいいるしな。」と同意している。

クレイグ・ジェニングス氏がさらに続ける。「クラスに3、4人、ロックの好きな小僧がいるだろ。で、そいつらは目立つんだよな。でも奴らは何かを手に入れて、それが信じるべきもんだってわかってんだ。」
「他人が何て言おうが知ったことか。"Download"に9万人来てんだぜ。」

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管理人K (久保田直己）