ロジャー・グローヴァー 前作と新譜について語る
Ultimate Classic Rock誌による、ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーのロング・インタビュー。
前作 "Now What?!"について
俺たちはレコーディングに入る前にプランができてたし、何曲かは完成していた。だからスタジオ入りする前に、もうどんなもんか判ってたんだ。本質的にはライヴ・アルバムだ。ああ、ヴォーカルと、あと少しはオーヴァーダブした。でも聴いてもらえるのは、一つの部屋で4人のミュージシャンが同時に演奏したのばっかりだ。ソロもほとんど加えていない。ほんとライブなんだ。だから何か新鮮なんだ。
プロデューサーのボブ・エズリンについて
あいつは決め事がすごいんだよ。バンドにはリーダーがいない。だから決め事が危なっかしいんだよ。誰かがこうだと思っても、他の誰かがいやそうじゃないと言い出す。ボブはいいアイデアを拾い出して、それに拘る点では素晴らしかった。 そりゃちょっとは傷つくこともあった。イアン・ギランと一曲作ってスタジオに入って、アコギで始めたんだ。そしたらボブが「そりゃだめだ!」って言うのが聞こえた。 悪いことも言ってくれる信頼すべき人が必要なんだ。そうじゃないと守りに入っちゃうし、「俺たちが書いたんだから、いいだろ」ってことになる。でも彼は「いや、全然だめだ」って言ってくれた。大いに学ぶところがあったし、時間の節約にもなったな。
動画 "Vincent Price"について
動画のアイデアは俺たちから出てきたんじゃない。ビデオ会社から来たんだ。俺らにスクリプトを見せてくれて、「いいじゃん、やろうぜ」ってことになった。俺らはビデオ・バンドじゃないし、あんましやりたくない。俺らはライブ・バンドだってことだ。俺らは商業的な製品じゃないだろ。ライブで演奏する真剣なミュージシャンなんだ。だから動画はいつも問題になる。でもこいつは楽しかったし、いいと思うぜ。
新譜の計画について
今から、たぶん俺たちは今年中には曲作りのセッションに入るはずだ。年末までには始める。遅くても新年すぐにはな。でもまあボブとは連絡を取り合っている。来年のいつかにはリリースできると思う。
英文で長いが全編はこちらで。
管理人K (久保田直己)
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