イアン・ギラン リッチーも俺もクソヤロウだった
Rolling Stone誌によるイアン・ギランへのインタビューから、リッチー・ブラックモアに関する部分を抜粋。
Rock and Roll Hall of Fameに招かれたらリッチーと演奏しますか?
いいか、俺たちは生きていて、息をしているディープ・パープルだ。このラインナップになってからバンドとしては最長だ。リッチーがはいるなんてことはあり得ない。 俺は別にリッチーともめているわけじゃないし、他の連中も同じだ。最近リッチーと会ったばっかりだが、全部いい感じだったぜ。なんか嫌な個人的な問題もない。もめごとには年を取り過ぎたし、全部過去のことだ。問題外だな。 例えば、スティーヴ・モースに対して失礼だろ。それが邪魔なんだから、もう十分だ。覆水盆に返らずってやつだ。
何でそこまで言うんですか?
俺が言ってんのはリッチーを挑発してるわけじゃない。どうせあいつだって、これ読んでんだろ。あいつも俺たちがこんな話しをしなきゃいけないのは知っている。何の恨みもあるわけじゃないから、はっきり言おう。 俺もリッチーと同じくらいクソヤロウだった。でもリッチーのほうが少しばかり長い間クソヤロウだったんだ。リッチーがバンドに残ったって同じだったろう。どうせ終わるんだよ。他の奴らも同じ考えのはずだ。同じなんだよ。 だからあいつが辞めた日が、俺たちが立て直さなけりゃならない日だったんだ。ジョー・サトリアーニとは一年やったけど、結局危機を迎えて、だからスティーヴが来て立て直し始めた。それから2年の間にまたアリーナで演奏できたし、それ以来素晴らしいんだ。
過去の危機を振り返るのはいいことだ。あんたにはピンとこないだろうが、それがバンドのスピリットだ。じゃあ質問に戻ろうか。リッチーとやらないのかってやつだ。俺が、生きていて息をしているディープ・パープルって呼んでるものに物凄く失礼な話だ。 俺たちの進化の中で良かろうが悪かろうが、今がどうだろうが、これからダメかもしれんが、いつも生きていて、息をしているディープ・パープルがいるんだよ。
管理人K (久保田直己)
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