イングヴェイ 業界の現状に批判炸裂
オーストラリア・ツアー中のイングヴェイ・マルムスティーンへのRock Pit誌によるインタビューから。
現在、YouTubeやストリーミングなどのソーシャル・メディアで、音楽がかつてのように売れないという事実に多くのミュージシャンが嘆いています。これについてどう思いますか?あなたにとって助け、あるいは妨害になるんでしょか?
簡潔に言おう。基本的にインターネットで起こったことは、「金を生む仕組み」が殺されたってことだ。「金を生む仕組み」が殺されれば、音楽に関係ない奴とか、何百万ドルも稼いでいた奴らは全員、他のことを始めた。皆「大丈夫だ。まだ契約するバンドはいるぜ」ってなるが。
それは絶対に違う!バンドが契約して新しい顔ぶれがヒットを飛ばせたのは、人々がバンドが金になるって考えたからだ。そしてファンは新しい音楽を聴くことができた。業界が何百万も投資して、数千万回収したからだ。今や何の見返りもないし、新しいバンドが契約してプロモーションされることもなければ、レーベルも以前みたいには動かない。
皆ヘヴィ・メタルが好きだし、ロックンロールが好きだし、ギタリストが好きだけど、金にならないんだよ。
特にあなたみたいな人にとっては。。。
その通りだが、目新しいことじゃない。単にレーベルも、レコード店も、卸も、メーカーも、デザイナーも、写真家も、あといろいろあるけど、金にならないんだよ。こりゃクソだってことで、他のことに行っちまう。ガレージで始めた新しいバンドは、プロモーションされることはないし、ファンも新しい音楽に接することはできない。
それがライブの盛り上がりにつながると思います?
いいか、こういうことだ。もしあんたが地位を確立してるなら、例えばジューダス・プリーストとかイングヴェイ・マルムスティーンとかだけど、それなら大丈夫だろう。何も違いはないし、今までやってきたことをやって、それで同じだ。でもあんたが無名で、いい音を出したくて、始めたいと思っても、ツアーのバスもなけりゃ、前座の枠もないだろう。業界が投資しないからだよ。
古株の連中は皆、アリス・クーパーとかスコーピオンズとかポリスとかだけど、もう十分でかい。毎週新しいバンドがでてきたヤバい時代のことを覚えてるか?そんなことはもう起こらないんだよ!もう一回言うけど、数十万ドル突っ込んで、何百万ドルも稼げたんだ。
盗まれるようなものを作って、コストもかかるんだったら、誰が金を使うかよ。
管理人K (久保田直己)
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