ポール・マッカートニー ビートルズ講座を嘲笑
ポール・マッカートニーの公式ブログの12月29日付けの記事から。
ポールがファンからの質問4つに答えている。
ビートルズに焦点を当てたポピュラー・ミュージックを勉強している学生についてどう思いますか?
俺にとって、くだらないし、只のお世辞だ。くだらない、だって俺らは何も勉強したわけじゃないし、ポピュラー・ミュージックが好きだっただけだ。エルヴィス、チャック・ベリー、リトル・リチャード、ファッツ・ドミノとか、「勉強」するもんじゃないし、「勉強」したら台無しだと思っていた。ただ聴くだけで気合いれたかっただけだ。だから俺たちの勉強とは聴くことだった。だけど何年か前に聞いた話だけど、ビートルズが歴史の教科書に載ってんだって? 何だよそれ、信じられないな、くだらねぇ。学校に行ったら、自分たちが歴史の教科書に載ってるなんて想像できるか?
だから単なるお世辞だ。リヴァプールのアート・スクールみたいなのはいいアイデアだと思う。でも、ああ只のお世辞だ。それから、ポピュラー・ミュージックを勉強したって、素晴らしいポピュラー・ミュージシャンになれるわけじゃない。他人に歴史について教えるために使うんだったら、まだ意味はある。でも大学に行ってボブ・ディランみたいに世に出れるって考えるのはどうなんだよ。ボブ・ディランみたいな奴になれるわけないだろ。リヴァプールのアート・スクールのポリシーについて考えていた時、早くから決めていた。すべてに通じているような訓練は提供したい。できる限りな。でもどうやったらボブ・ディランやジョン・レノンになれるかなんて教えられるかよ。何が起こるか誰もわからないだろ。
管理人K (久保田直己)
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