学術研究:メタルを聴いたら立派な大人になった
Taylor Francis Online が発表した研究結果のサマリーから。
1980年代の研究は、若い「メタル小僧」に発達への悪影響のリスクがあることを示していたが、大人になってからの結果を調査した研究は無かった。 そこで我々はFacebookの雪だるま式のサンプルを使用して、1980年代にメタルのグルーピー、ミュージシャン、ファンだった中年層について調査した。 オンラインのアンケートで、377人の回答者に対して、子供のころの不遇な経験、人格、大人になってからの経験、過去と現在の要素について訊いた。 その結果、熱狂的なメタル・ファンはしばしばトラウマ的で危険な「セックス、ドラッグ、ロックンロール」な生活を経験していた。 しかしまた「メタル小僧」のアイデンティティは、ネガティヴな結果に対する防衛の要素にもなっていたのだ。 彼らは、他の中年層や現在大学生に相当する年齢の若者と比較して、若いときに極めて幸せであり、また現在もより矯正されている。 したがってハチャメチャなスタイルのカルチャーに参加することは、問題の多い若年期にアイデンティティの発達を促進すると言える。
研究の詳細を記したPDFなどはこちらから。
管理人K (久保田直己)
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