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AKB商法の崩壊

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今日は伏字でなくはっきり言うが、AKB 48が大嫌いである。彼女たち一人ひとりが嫌いなわけではない。意志を持たないことを強要され、またそれを自ら積極的に受け入れるブラック企業丸出しの過剰な同調主義(ボウズ頭事件)、共同幻想としてのヴァーチャルをいつの間にかリアルと勘違いさせる捻じれた世界観(疑似恋愛性)、そして為政者の前での媚び諂い(ASEAN首脳会議の夕食会での公演)、などなどシステムとしてのAKB。この国の現在の不健全なあらゆる病理が凝縮されて、腐臭を放っているのだ。

そして何よりも罪深いのは、「AKB商法」と揶揄されるCDの販売方法である。CDへ付加された握手権や投票権、同じ曲の複数仕様、写真の封入。こうした「手口」で、同じCDを複数、あるいは大量に購入させるよう売り手側が誘導する。その結果、CDの枚数は売れるが、極端な場合はCDを聴かずに破棄するようなケースまで頻発する。それ、コンプガチャと何が違うんだ?


お前ら、「音楽」を売ってないだろ。


先日の記事で、エアロスミスはアルバム制作を放棄し、定期的なシングルのリリースに切り替える方針であることを書いた。あるいはツェッペリンの場合、リマスターにボーナス・トラックなどを付けたデラックス・ボックスを発売する。それぞれの方法に対しては様々な意見があるだろうが、少なくとも彼らが売っているものは「音楽」である。またライブでの大きな収益はもはやグッズ販売であるとの話も耳にするが、これもまだ「音楽」を売っている範囲ではあろう。


「音楽」を売らない、「音楽」を愛していないビジネス・モデルなんか崩壊してしまえ。



管理人K (久保田直己


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