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レッド・ツェッペリン リマスター爆音試聴会

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ツェッペリンのリマスター発売に先駆けて、ワーナー主催でツェッペリン・リマスターの爆音試聴会が開催された。

内容はいたってシンプルで、今回リリースになるIからIIIまでをただひたすら爆音で聴くというもの。19:00スタートだが、終了時間は22:30近くになってしまうので、残念ながら前半のみの参戦となった。

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冒頭、伊藤正則氏が登場し解説。今回の試聴会の最後に、コンパニオンCDから8曲が流されるが、これは4月にジミー・ペイジがメディア・カンファレンスを開いた際のものと同じとのこと。
ジミーは、オリジナルでリリースされている曲の作成過程をこの8曲から感じ取ってほしいと語っていたそうなので、参考にしていただきたい。

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さて、I とIIのみの試聴になってしまったが、そこで感じた点をいくつか。

とにかく凄まじい音圧。ロバートのシャウトと、ジミーのキャンキャンいうギターが耳に突き刺さる。ドラムは言うまでもなく、Moby Dickではバスドラに頭を突っ込んだような状態。
How Meny More TimesやRamble Onは、もはや楽曲というより、暴力的な音の塊だった。そこには従来の「もこもこ感」は一切ない。

ジミーの変質狂的なノイズ処理。Dazed & Confusedのイントロで気になっていたヒス・ノイズはデジタル処理で綺麗に消されている。フェードアウトする曲群も、音が完全に聴こえなくなるまでノイズは皆無。
ところが、I Can't Quit YouやHeartbreakerでのアンプのハム・ノイズはそのまま残されている。恐らく、生々しさを出すための、意図的なものなのだろう。

また楽器の定位が微妙に変更されている。顕著だったのはWhole Lotta Loveのギターのパンの処理。サビの"You wanna whole lotta love."に絡むギターは、従来左から右へ飛ばされていたが、リマスターでは殆どを右チャンネルに固定している。

結論。 このリマスターは「耳」で聴くものではない。ましてやイヤホンなんかもってのほか。なるべく大きなスピーカーで巨大な音を出して、全身で浴びるべし。

管理人K (久保田直己



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